飼料工場 |
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原料の納入から飼料の搬出まで、飼料工場で行われる製造工程は全て自動化されており、1時間あたり36トンの生産能力を備えています。 生産された家禽飼料はOvobrand社内での使用に限定されており、敷地内のみを循環する構内専用トラックで全施設に配送されます。このような手段をとることで、施設外での他の一般車両との接触による交差感染リスクを完全に回避することができます。 |
育雛場 |
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Ovobrandの養鶏施設は、外部のいずれの養鶏場からも5 km(3.2マイル)以上離れた場所にあります。また、施設内の各育雛場は、互いに1000メートル(1100ヤード)以上の間隔を置いて設置されています。これらの距離を保つことで、若雌鶏が不適切なワクチン株に曝露するリスクを最小限に抑えています。 各農場が、自前の車両消毒設備と外部から搬入する車両の殺菌設備を別個に備えています。従業員は、シャワーを浴びて専用の作業衣に着替えてはじめて入場することができます。作業衣の消毒は毎日社内で行われます。 当社の育雛場は、交差汚染のリスクが低減されるように設計されています。各鶏舎ではそれぞれ雌雛13万羽を収容することができます。鶏舎は長軸方向に2つに分割され、温度、換気、給餌、照明を別々に管理できるようにしています。照明は、ブラックアウトから最大照度まで任意に調光可能な照明システムとなっています。 各育雛場の中心部には、従業員のための快適な居住区域があります。また、ワクチン接種用器具(噴霧器、注射器など)や、鶏の保定道具(育雛舎からレイヤー鶏舎への移動の際)、鶏舎やその周囲の清掃用具など、必要な備品は全て、各育雛場専用に揃えています。 |
インテグレーション経営 |
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Ovobrandは、1300ヘクタール(3250エーカー)の自社所有地と独自のバイオセキュリティシステムによって、アルゼンチン国内で唯一の、また世界的にもあまり例のない、養鶏のインテグレーション経営という構造を生み出しました。 このインテグレーション経営には、飼料穀物の生産から、飼料加工、育雛場、レイヤー農場、自動鶏卵輸送設備、鶏卵輸送センター、選別施設、鶏卵加工施設までが含まれています。 Ovobrandの敷地内は6.5 km(4マイル)の専用道路網が張り巡らされ、決して敷地外へ出ることのない自社トラックだけが巡回します。インテグレーションプロセスの一環である各施設と鶏舎間の距離を確保することによってOvobrandのバイオセキュリティはさらに強化されています。当社のバイオセキュリティシステムは、業界基準より遥かに高品質で安全な鶏卵製品提供のために考案された独自の労働システムや生産工程、インフラ設備によって構築されています。 |
レイヤー農場 |
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レイヤー農場は、最も近い育雛場から2 km(1.3マイル)離れています。各鶏舎が12万8000羽の収容能力を持ち、それぞれ決まった育雛舎からのレイヤーを受け入れることで、鶏群のトレーサビリティを確保しています。 レイヤー鶏舎はそれぞれに独立した全自動のシステムを備えており、温度、飼料摂取量および飲水量を常時管理し、また、鶏舎ごとに64の計数器を備え列毎の産卵数を記録しています。これにより、レイヤーの産卵状況をモニターすることができます。 鶏卵は、鶏卵輸送専用チェーンコンベアで輸送センターに自動搬送されます。この方法により、鶏卵は人の手が触れることなく、選別施設や鶏卵加工施設に搬送されます。 |
選別施設 |
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鶏舎から搬出された鶏卵は、自動鶏卵輸送専用コンベアにより、人の手が一切触れることなく選別施設へ搬入されます。 殻付き卵はここで等級別に分類され、国内、海外のそれぞれの市場ニーズに対応して出荷されます。 |
品質 |
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Ovobrandは、鶏卵製品に求められる安全性、機能性、そして製品技術サポート等のお客様の期待に十分こたえられるようにしています。業界基準より高い品質と安全性を長く維持してきたことが、信頼につながっています。 |
鶏卵加工施設 |
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Ovobrandの鶏卵加工施設は、その設備と技術から見ても分かる通り、他に類を見ない21世紀型の最新施設です。 生産される全製品が、均一性と安全 性を維持できるよう、処理工程の自動化による予防と、デジタル画像の電子解析による卵白中への微量卵黄混入のモニタリングを実施しています。またEU規格に準じた殺菌装置や間接熱風式水平箱型乾燥機、画期的設計で製品を均一に熱処理できる乾燥室等もこの 最新施設に導入されています。 完成した鶏卵製品には、官能試験、 機能性試験、物理化学的および微生物学的検査を厳密に実施し、安全性、品質、及びクライアントへの製品提供規格に対するコンプライアンスを保証していま す。 鶏卵製 品だけでなく、加工施設への各種サービス設備(殺菌用蒸気、産業用水など)もまた、EU規格および 衛生規定に適合させています。更に適正製造基準プログラムの一部として、厳格なHACCP計画を実 施しています。 鶏卵製品の製造を支える我が社の熱 意と責任感は、環境保護にも向けられています。施設からの工業排水は全て汚泥脱水乾燥装置(DAS) によって処理され、環境に影響を与えることなく、川、湖、海などの自然の水路に戻すことができます。 |
トレーサビリティ |
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Ovobrandの高度なインテグレーションシステムでは、購入する原料から鶏卵製品の供給まで製造工程の全ての経過を、製品バッチごとに経時的に追跡確認することができます。このようにしてOvobrandは、鶏卵製品の完全なトレーサビリティを確保しています。 |
自動化 |
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インテグレーション経営と合わせて、自社の専門家が生産工程を自動化することによって、Ovobrandは、柔軟性と反応性に富んだ高品質の鶏卵製品を効率よく生産する企業となりました。 |
HACCP(危害分析重要管理点)およびGMP(適正製造基準) |
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Ovobrand S.A.は、専門家からなるチームがGMP、アルゼンチン食品規格および欧州連合の衛生に関する基準を指導、実施・推進し、更にHACCPシステムを導入、認証を取得し、鶏卵製品の安全性および信頼性を保証しています。Ovobrandの製品は、ハラール(イスラム教で許される食品)およびコシャー(ユダヤ教の戒律に従って生産された食品)の認証も受けています。 |
鳥インフルエンザ清浄国 |
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アルゼンチンは現在鳥インフルエンザ非汚染国で、これまでも鳥インフルエンザが発生したことは一度もありません。OIE(国際獣疫事務局)によれば、ニューカッスル病の発生も過去25年以上報告されておらず、アルゼンチンは世界でもっとも衛生水準が高い国の一つといえます。 |
Ovobrandの施設は高度な基準で建設され、最新の設備を取り入れています。施設を統合する1300ヘクタール(3250エーカー)の敷地内には、鶏卵および鶏卵製品の生産業務用として6.5 km(4マイル)の専用道路が周回しています。...
この21世紀型の鶏卵加工施設では、卵の内容物が環境と接触する従来の開放型割卵・濾過工程を過去のものとしました。鶏卵に手を触れないことで、微小な亀裂や汚染の発生を避けることができます。レイヤー農場と加工施設を鶏卵用ベルトコンベアで結ぶのにはこの狙いも含まれています。...
アルゼンチンは世界の主要な食料輸出国の一つであり、25年間ニューカッス ル病に悩まされておらず(OIE認定)、農場間に十分な距離を置いて建てら れており、卵製品の輸出に理想的な生物学的に安全な環境に位置している。 。 ...